鮎の食性 | 鮎の友釣り目通し仕掛け

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鮎の食性

      2015/10/31

川の中流域から下流域の川底に小石が
混じった砂地で生まれた鮎の幼魚は
海へ下ります。

海に下った幼魚は動物性プランクトンである
ワムシを主食にしています。

ワムシの大きさは0.1ミリ前後です。

体長が5センチ位になると、歯が生えて、
ワムシやその他のプランクトンを食べます。

幼魚期の歯は、エサを取り易いように、
尖って突き出ています。

春になり、川の水温が上昇してくると、
川を上り始めます。この頃はプランクトンの
他に、水面近くを飛ぶ昆虫や川の中にいる
カワムシなどを食糧にしています。

初めのうちは、エサを取り易いように、
歯が突き出て居ますが、10センチ前後に
育って、川に慣れてくると、尖って居た
歯は抜け変わります。

歯は次第に退化して、平らで、櫛状の
歯に変わります。

この頃から、鮎の食性が変わり、これまで
昆虫類やカワムシなどを食べていた稚魚は、、
石に着いたコケ(アカ)を主食にするように
なります。

川底の石の表面に着いているケイソウや
ランソウなどの藻類を食べます。

鮎は口を大きく開いて、コケを剥ぎ取って
食べますが、鮎がコケを食べた歯型の跡形を
ハミアトと言います。

梅雨が明けて、川の流れも落ち着いてくると、
鮎は遡上を止めて居付きます。

水温の上昇と共に、コケも成長し、鮎は
日ごとに大きく成ります。

この時期の鮎は、体重の約半分ほどの
コケを一日に食べます。

それこそ、朝から夜まで食べ続けます。
満腹状態でも一時間ほどで消化してしまうと
言われています。

鮎の数が多い河川では強い鮎がコケを独占して、
弱い鮎は追い出されてしまいます。

追い出された鮎はカワムシ類や昆虫類を
食べています。

鮎が一日にコケを食べる量の平均は
約20グラムです。
 

一匹の鮎の縄張りの広さは1平方メートル
前後で、そこに生えているコケの量は
約80グラムほどです。

鮎の内臓を塩漬けにしたものをウルカと
言いますが、ウルカは消化剤に成ったり、
腹痛にも効きますし、美味しいので、
昔から珍重されています。

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