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オトリの元気具合による送り出し方の違い

      2016/11/08

オトリ鮎に仕掛けを付け終わったら
オトリを狙うポイントへ送り出す
操作をします。

その送り出す方法もオトリの状態に
よって変わります。

元気の良いオトリの送り出し方

元気の良いオトリであれば、足元から流れに
入れて川底を泳がせてポイントに送り込む
ことが出来ます。

手尻が短い時は、オトリを足元に放してやり
竿を垂直に立てて、オトリが出て行くに
つれて竿を次第に倒して行けば良いです。

手尻が長い時は、ミチイトを手でつまみ
オトリの鼻先をポイントの方向に向けて
放します。

竿先までのミチイトのたるみが少なくなる
まで、ミチイトを張ったり緩めたりして
ミチイトを送りながら、オトリをポイント
方向へ送り出して行きます。

オトリがポイントへ向かって泳ぎ出して
ミチイトのたるみがなくなったら、手を
ミチイトから放して、竿の操作に切り
替えます。

オトリの泳ぎにつれてミチイトを張りすぎ
ないように送って行きますが、目的の
ポイントへ泳がせるには、流れを利用し
ながら、竿先を引いたり緩めたりして
泳ぎを制御しながら誘導します。

なお、オトリが元気だと、宙送りや
振り込みと呼ばれる、空中輸送の方法も
取れます。

この方法は、素早く狙うポイントにオトリを
送り込む時に、オトリを目的のポイントの
下手に落として、そこから上流へ引き上げて
釣る時に用いる送り込みのやり方です。

手尻が長いと、竿を振りにくいので、
手尻は50センチくらいにした方が
振り込みやすくなります。

(註釈) 手尻とは、仕掛けの全長が
竿よりも長い場合に、竿より長い部分を
言い、バカとも言います。

目的のポイントの上流に立って、竿を立て
オトリを一旦水面から出して、竿を上流へ
4~5メートルほど振って、伸び切った所で
次は下流へ振り子の要領で振り込みます。

ミチイトが伸び切った所で竿を止めれば
オトリは水面に落ちます。落ちる瞬間に
ミチイトをほんの少し上流へ引くと、
オトリが斜め上流へ潜って行ける体勢が
出来ます。

弱ったオトリの送り出し方

オトリの送り出しは、流れの緩やかな場所
よりも、流れのある場所のほうが、流れを
利用して送り出せるので容易です。

糸を張ってオトリの頭が水面から出るか
出ないかという程度に持ち上げれば、
オトリは流れの抵抗を受けて下流へ
流されて行きます。

オトリが下流へ下るにつれて竿先を下げて
行きます。

この時、ミチイトがたるむと、その場所で
オトリは潜るので、オトリが目的のポイント
の所に着くまでは、ミチイトは緩めすぎない
ことです。

オトリが目的の付近に着いたら竿先を
ほんの少しだけ下げて、ミチイトを
わずかに緩めます。そうすれば、
オトリは川底へ潜って行きます。

この際に、ミチイトを大きくゆるめると、
ミチイトが掛け針に絡みやすくなるので
注意することです。

オトリが潜ったら、ミチイトは適切な
張り加減にしなければなりません。

この送り込みは、流れの中へ自力では
潜って行けないオトリに対して、竿先の
位置や高さを変えながら流れの力を
オトリに加えてポイントまで送り込む
方法です。

自力で潜れるオトリであっても、立つ
位置を変えずに目的のポイントへ
送り込む場合にも利用できます。

弱り切ったオトリの送り出し方

弱ったオトリであれば、流れに乗せて送り
出すことも出来ますが、弱り切ったオトリ
だと、竿の操作ではポイントへ送り込む
ことは不可能です。

そんな場合には、膝くらいの水深で、流れが
一定している川底の溝や瀬肩や大石の裏など
に、釣り人自ら入って行き、そこにオトリを
置いて、石の表面を足で洗ってくる方法が
あります。

このようなポイントの居付き鮎は、釣り人が
はいって来ると逃げますが、しばらくすると
また自分の縄張りに戻ってきます。

そこで、自分の縄張りのアカが磨かれて
いると、その居付き鮎はオトリを追う訳
です。

最も簡単な送り出し方

友釣りでは、まず岸寄りの流れの筋に
オトリを入れて、岸寄りから釣り始めて
次第に沖の方へ釣って行くのが定石です。

しかし、初心者の時は、オトリを思うように
流れに乗せられないので、そんな時に参考に
なるやり方です。

竿を担いで手でミチイトを掴み、膝くらいの
水深の所まで立ち込んで行きます。

そこで、ミチイトから手を放して竿を立てて
オトリを水面すれすれまで浮かします。

そうすると、オトリは流れに押されて下流へ
流されます。

ミチイトがいっぱいに下るあたりから、
徐々に竿を寝かせていき、狙うポイントに
沈めます。

沈める時は、ミチイトをたるまない程度に
張っていないと、オトリが川底に潜る際に
掛け針をミチイトに引っ掛けてエビになる
ので注意することです。

オトリが川底で安定したら、竿を30度
ほどに寝かせます。

まとめ

1、元気の良いオトリの送り出し方は、
  足元から流れに入れて川底を泳がせて
  ポイントに送り込みます。

2、弱ったオトリの送り出し方は、流れの
  中へ自力では潜って行けないオトリを
  竿先の位置や高さを変えながら流れの
  力をオトリに加えてポイントまで送り
  込む方法です。

3、弱り切ったオトリの送り出し方は、
  釣り人が自らポイントに入って行き、
  そこにオトリを置いてくる方法です。

4、最も簡単な送り出し方は、初心者の時
  は、オトリを流れに乗せられないので、
  そんな時に参考になるやり方です。

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