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淵における釣り方

   

瀬尻からの流れが大石や岩盤などにぶつかって、深く
川底をえぐり、淵を作ります。淵は流れが緩やかで、渦を
巻いていたり、可なりの水深がある場所です。

淵は、鮎にとって、夜間の安全なねぐらであったり、
釣り人に追われた鮎が逃げて来て隠れたりする場所です。

淵の川底は、たいていは砂や砂利などが堆積していて、
アカが付くことはありませんので、淵の鮎はほとんど
縄張りを作りません。

淵には、鮎の数は多いですが、ほとんどが群れ鮎や
遊び鮎が多く掛かりません。

しかし、淵でも大石が沈んでいたり岩盤がせり出している
ところにはアカが付きますので、そんな場所が淵での
ポイントとなります。

淵の壁になっている岩盤の角やせりだしているところ
などには、流れが当たりますので良質のアカが
着きます。だから、淵にいる鮎でも水当たりの良い
岩盤の角や出っ張っているところには縄張りを作っています。

そんな縄張り鮎は、直ぐに掛かりますが、その縄張り鮎を
掛けてしまうと、しばらく、その場所では掛かりませんので
他の場所に移動した方が良いです。

ただ、その場所には他の鮎が居付くので、しばらく時間を
置いて、掛けた場所に戻ると、新しい鮎が居付いていますので、
そこを狙うことになります。

岩盤に居付いている鮎は、物音や竿の影が水面に映るだけでも、
直ぐに逃げたり隠れたりしますので、静かに釣ることです。

また、掛けた時は下流へ誘導して静かに取り込むことです。

淵での掛け針は、一本針かヤナギ針仕掛けのほうが良いです。
三本イカリは、岩盤に根掛かりすることが多くなります。

盛期には、淵の岩盤の周りでは大型の鮎が掛かるので、
オトリを下流に入れて、その岩盤のポイントまで泳がせる
ようにします。

なぜならば、オトリを狙ったポイントの近くに入れると、
オトリが岩盤に沿って垂直に潜るために、掛け針が
ミチイトにからみついてエビになるので、狙ったポイント
よりも下流にオトリを入れて、オトリが斜めになって
底の方へ潜るようにします。

一般的には、淵は砂が溜まりやすいですが、あまり深くなくて
細長い淵などは、川の流れが砂などを下流へ押し流してしまうので、
淵底が大きな石でびっしりと組み合っている場所もあります。

そのように川の底に石が多い淵であれば、居付き鮎も多くて、
それなりの数の鮎が掛かります。

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