ハミアトの見かた | 鮎の友釣り目通し仕掛け

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ハミアトの見かた

   

鮎が、櫛状の歯で石の表面についているコケ(アカ)を
そぎ取って食べると、「笹の葉」の形をした歯型の跡形が
残ります。

鮎がコケを食べることを「食(は)む」と言い、
この食べた跡形を「ハミアト」と言います。

ハミアトは、鮎の大きさや石の形、及び水の流れ方などに
より、ハミアトの幅や長さや形が違います。

鮎が口を開けた時の、鮎の口の広さなので、
ハミアトの大きさで、鮎の大小が判断できます。

ハミアトの幅は、鮎の大きさに比例しますが、
目安としては、50グラム前後の鮎の場合は
小指ほどの太さで、100グラム以上の鮎の場合は
親指ぐらいの太さになります。

一匹の鮎が、エサのコケを食べる一日の平均は
20グラムほどです。

しかし、育ち盛りの鮎は、一日に自分の体重の
約半分ほどの量のコケを食べます。

鮎が食べたあと、再び新しいコケが生えて
来るので、食料がなくなることはありません。

典型的なハミ方は、一旦食む石の上流に泳ぎ出てから、
反転して食み下る「返しハミ」です。

また、遡上期の小型の鮎に多く見られる下流から上流へ
食み上がる「逆さハミ」と呼ばれるものもあります。
ハミアトの長さも3~5センチほどです。でも、時には、
遊び鮎や大型の鮎が泳ぎながら、口先でつつくようにして
食む時もありますが、これらのハミアトは短いです。

盛期には、初期においては、ほとんど見られない
石の側面の下や、底に近い部分にもハミアトが見られます。
また、水流が当たる石の前面部にハミアトが多く見られるのも
盛期の特徴でもあります。

岸寄りの浅い所にある大小さまざまなハミアトは
「ハタナメ」、流れの中心部付近にあるハミアトを
「沖ナメ」とも言います。

ハミアトの種類には、本ハミと通りハミと出ハミなどが
あります。

本ハミは、縄張り鮎が石の上部や周りにある小石まで
食んていますし、何回も同じ石を食んでいるので、
石の表面が黒く光ったようになっています。

本ハミのあるところには、鮎が居付いている
証拠です。

石の上部だけに短く、縦横にハミアトが付いていて、
ハミアトの方向が一定していないのが、通りハミです。

これは、遡上の途中などに通りながら食べた跡形で、
小型の鮎が石の上部だけを食んでいるので、狭く短い
ハミアトになります。

深いところの石の表面や浅場のヘチの小石や
アケアガリなどに、びっしりと広く食んで
いるのは、出ハミと言います。

川の中で一番流れの強い流心は、最良のポイント
ではありますが、場所によっては絶えず砂が
巻いている流心があります。

そんな流心部には、鮎は居付きませんので、
ハミアトがあっても釣れないことがあります。

晴天が続くと、コケは腐りますが、川の
中で一番流れの強い流心のコケは腐れても、
強い流れにより洗い流してしまい、新しい
コケがつくので、引き釣りのポイントでも
あります。

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