コケの見方 | 鮎の友釣り目通し仕掛け

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コケの見方

      2016/04/14

鮎は体長が10センチ前後になると食性が変わり、
これまで食べていた動物性プランクトンや水生昆虫などの
エサから、川底の石についた藻類を主に食べるように
なります。

水生昆虫などのエサを取り易いように、尖って突き出ていた
鮎の歯は、藻類を食べるようになると、藻類を食べやすい
ように櫛状になります。

鮎は、石の表面に生えている藍藻、珪藻、緑藻などの
藻類を櫛状の歯でそぎ取って食べます。

鮎の主食であるコケが生える状態から、新ゴケ、
本ゴケ、古ゴケ、腐れゴケ、残りゴケに区別
されます。コケはアカとも言われます。

新ゴケは、水温、流速、水質や川底の状態などの
条件によって、発生が早い場所や繁殖が遅い場所が
あります。

コケ(アカ)は、増水すると洗い流され、水温が
高くなると繁殖しすぎて石からはがれてしまうなど、
常に新陳代謝を繰り返しています。

増水時には、流れてくる小石や砂利や砂などが、
川底の石についていたコケ(アカ)を洗い流して
しまいます。

それまで、黒っぽく見えていた川底が、白っぽく
見えるようになることから、その状態を「白川」と、
呼びます。

ほん

増水後、川の流れが落ち着き、水が澄み始めると、
大水にも流されずに、石のくぼみや石の裏などに
残っていた残りゴケ(アカ)が再び繁殖し始めて、
石の表面には少し白濁した感じの淡黄色のコケが
出来始めます。これを、新ゴケ(新アカ)と言います。

新ゴケは、岸寄り石から付き始め、徐々に流心へと
広がって行きます。ザラ瀬では、新ゴケは大きめの石に
付き、次第に小さな石にも付いて行きます。

新ゴケがつくと、白川で飢えていた鮎が、いっせいに
食(は)み始め、この時にオトリを入れると活発に
追います。新ゴケのついた場所では、入れ掛かりが
期待出来ます。

コケが生える速さは、水温にもよりますが、
一日に30センチぐらいずつ、深い方に生えて
行きます。

コケは、日ごとに成長して、茶褐色になり、水面からは
黒く見えます。これが本ゴケ(本アカ)です。

本ゴケは鮎の絶好のエサで、鮎が本ゴケを食べても
直ぐに新ゴケが発生するので、縄張り意識が強くなって、
同じ場所を離れずに食み続けるようになります。
本格的な友釣りが楽しめるのも、この時期からに
なります。

水温が上がり、さらにコケが繁殖すると、これまで
黒っぽかったのが灰色になり、古ゴケとなって、
鮎はほとんど食べなくなります。

さらに、日が経つと、厚い茶褐色のコケになります。
これを、腐れゴケと、言います。

古ゴケなら、鮎もどうにか食べますが、腐れゴケに
なると、もう全く食べません。古ゴケは石から剥がれて
しまいます。

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