友釣りとは | 鮎の友釣り目通し仕掛け

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友釣りとは

   

動物性プランクトンや水生昆虫などを食べて
成長してきた鮎は、10センチ前後に育ってくると、
尖って居た歯は抜け変わります。

この頃から、鮎の食性が変わり、稚魚は、川底の
石の表面に着いているコケ(アカ)を食べやすいように、
尖っていた歯は次第に退化して、平らで、櫛状の歯に
変わります。

石の表面に着いたコケ(藻類)を、口を開いて、
平らな櫛状の歯で剥ぎ取って食べます。

緩やかな流れの浅場で群れをなしていた鮎も、
コケを食べるようになると、少しずつ群れから
離れて一か所に定住し始め、縄張りを作るように
なります。

縄張りを作るのは、体長が18センチ前後に
成長してからになります。

まだ、充分な体力が付いていない初期の頃の鮎は、
浅場の平瀬やザラ瀬などに縄張りを作ることが
多いです。一匹の鮎が作る縄張りの広さは
1平方メートルほどです。

縄張りを持つようになっても、エサの
コケを食べる間は縄張りの中に居ますが、
夜になると淵や深みなど安全な場所で
群れで過ごします。

翌日のエサ場は、前日に縄張りにしていた
所とは必ずしも同じ場所ではありません。

鮎の力関係によって、強い鮎が良いエサ場を
確保します。

鮎の数が多い河川では強い鮎がコケを独占して、
弱い鮎は追い出されてしまいます。

追い出された鮎はカワムシ類や昆虫類を
食べています。

野鮎の中には、大きくならず小さいままの鮎、
一生群れの中にとどまっている鮎、縄張りを
持たない鮎、縄張りを持っても闘争性が無く
排撃行為をしない鮎、侵入した鮎がしつこいと
自ら縄張りを捨てて出て行く鮎などがいます。
それらの鮎は、当然、友釣りの対象にはなりません。

多くの鮎は、エサ場を守るために縄張りを
作ります。

鮎は、その縄張りを守るために、縄張りの中に
侵入して来たものに対して、猛烈な勢いで
体当たりして追っ払い、命がけで縄張りを
守ります。

特に、闘争性の強い湖産鮎は、掛け針に掛かっても、
オトリ鮎を追うほどです。

一説には、5メートル以上も離れた先から
凄まじい勢いで体当たりすることもあると
言われています。

鮎はエサ場を確保するために、縄張りを必死で守る
という鮎の習性を利用した釣りが友釣りです。

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