友釣りにおける川の流れの名称と特徴  | 鮎の友釣り目通し仕掛け

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友釣りにおける川の流れの名称と特徴 

      2017/09/20

瀬には、800メートルにも及ぶ長い瀬もあれば、
50メートルもない短い瀬など、様々な瀬があります。

典型的な瀬の形としては、一つの瀬の始まりである
瀬頭から吸い込みに入った流れは、川幅を広げて瀬へ
続き、川底の底石の大小や傾斜などによって、
ガンガン瀬(荒瀬)、早瀬、平瀬などを形成して
瀬尻から淵へ、淵尻からトロ場を経て、次の瀬へと
続きます。

そこで、各ポイント別に、1、瀬頭、瀬肩 2、流心、
瀬脇 3、荒瀬、早瀬、平瀬 4、トロ瀬、瀬尻 
5、トロ場、淵、深場 6、ヨレ場、カマボコにわけて、
それぞれの特徴を解説します。

1、瀬頭、瀬肩

上流のトロ場からの流れが、次第に加速して「瀬頭」に
入ります。瀬頭の両サイドで、岸寄りの所が「瀬肩」です。

この瀬頭や瀬肩では、増水時に小石は流れても、
底石がしっかりしているので、何時も同じような形態を
保っています。

水通しが良く、日光が十分に差し込むので、良質の
アカがつきます。鮎も好んで居付きますし、トロ場などの
鮎が出ハミする場所でもありますので、期待できる
ポイントです。

両岸の瀬肩が狭まって流心へ流れ込む「吸い込み」には、
数は多くありませんが、体力のある元気のいい、大きな
鮎が釣れるポイントです。

2、流心、瀬脇

水深があり、流れの中心部を「流心」と言い、その
流心の両側の岸寄りの部分が「瀬脇」です。
瀬脇は流心に比べて少し浅く流れも緩やかです。

多くの釣り師が、流心を釣るために、瀬脇に立ち込んで
釣っているのを良く見かけますが、それは、釣り師
自らが絶好のポイントを失っていることに外なりません。

瀬脇の方が、流心よりも野鮎の数は遥かに多いです。
ですから、まず、瀬脇からオトリを入れることです。

勿論、流心は数は少ないですが、縄張り意識の強い
大きな鮎がいます。

3、荒瀬(ガンガン瀬)、早瀬、平瀬

瀬は、川底の底石の大きさ、川底の傾斜、川幅、
水深などによって、流れの速さが違うことから、
ガンガン瀬(荒瀬)」「早瀬」「平瀬」などに
区別されます

瀬は流れが速いので、小石や砂などは流されてしまって、
川底には多少の増水では流れない大きな石で形成されて
います。

瀬には良質のアカが付くので、鮎は好んで居付き
縄張りを作ります。

「ガンガン瀬」は、大きな角ばった底石があり、
川底の落差が激しいので、非常に流勢が強い
場所です。

大きく成長した野鮎が居付くので、掛かると
強烈な引きを楽しめます。

「早瀬」は、流れが速く水量もあります。流心が
中央から片寄っている場合に、広い方の瀬脇に
出来るのが「ザラ瀬」です。

ザラ瀬は、流速が流心よりも緩やかで、水量も少なく、
底石は20~30センチ大の玉石が多いです。

早瀬の中で、膝位の水深の所をザラ瀬と言い、
ザラ瀬は水通しが良くて、アカも良質のものが
付きますので、鮎が集まりやすいです。オトリを
丁寧に泳がせると数を狙える場所です。

「平瀬」は、底石も小さく、小さく波立つ程度で、
膝から腰位の深さです。

平瀬の内で、浅い所が「チャラ瀬」で、チャラ瀬は、
ザラ瀬よりも浅く、せいぜい30~40センチほどの
場所です。

底石も小さいので、流れが緩やかで、水温が上がると、
鮎が集まって来ます。

チャラ瀬には多くの鮎がいますが、遊び鮎がほとんどで、
人影や物音で直ぐに散ってしまいます。

ですから、離れた所から泳がせ釣りで、オトリを
入れると良く掛かります。

4、トロ瀬、瀬尻

トロ瀬」は、瀬とトロ場の中間ぐらいの流れの部分で、
かなりの水量がありますが、渇水期にはザラ瀬に
なってしまいます。

鮎の数が多く、入れ掛かりが期待出来る絶好の
ポイントです。

瀬尻」は、底石が小さくて、両岸に向かって
カケアガリに成っている場合が多いです。

鮎の数は、余り多くはありませんが、浅場の方に
出来ているカケアガリやヨレのある所は
いいポイントです。

トロ瀬の中に直径が30~150センチ程の石が
あると、水流が変わり、ヨレが出来たりするので、
良いポイントとなります。オトリは、大石の裏側や
ヨレを狙って入れることです。

5、トロ場、淵、深場

瀬尻からの流れが川底を深くえぐって「淵」を
作ります。淵の流れは「深場」を作り、淵尻から
「トロ場」を経て、次の瀬へと移って行きます。

」の底には、大石があったり、岩盤がせり出したり
していて、アカが付くこともありますが、一般的には、
砂や砂利になっています。

淵や深場は、鮎の夜のねぐらや、逃げてきた鮎の隠れ場所
ですので、鮎の数は多いですが、ほとんど掛かりません。

でも、岩盤の周りや深場のカケアガリの部分では、夕方の
一時期には掛かります。

トロ場」は、深場ほど水深はないですし、流れが
緩く、鮎が縄張りを作り辛い場所で、遊び鮎が群れて
います。

でも、底石がある所では、鮎の追いはいいです。
カケアガリや大石の裏などは良いポイントとなります。
この場所での釣りは、泳がせ釣りに限ります。

6、ヨレ場、カマボコ

トロ場や瀬に、浮き石や大きな石があると、水流は
二つに分かれ、大石や浮き石を巻くようにして流れます。
そのように流れが変化している所を「ヨレ場」と言います。

ヨレ場の上流側や下流側は、泳がせ釣りには良い
ポイントです。

大きな浮き石の少し下流側の川底に、小石で盛り上がって
いる所がありますが、そこが、いわゆる「カマボコ」です。

カマボコの近くには遊び鮎が数多く居ますので、泳がせ釣りで
オトリを自由に泳がせると、結構おもしろい拾い釣りが
出来ます。特に、瀬のカマボコの周りは、鮎の追いが
活発です。

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