鮎と川の水量の増減及び水温との関係 | 鮎の友釣り目通し仕掛け

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鮎と川の水量の増減及び水温との関係

      2016/02/02

鮎は、川の水の濁りを非常に嫌います。
増水(出水)すると、砂や泥は流心近くを
流れるので、浅場のほうが濁りが薄くなります。

一般的には、鮎は増水すると浅場へ移動するように
なりますし、逆に渇水すると深場へ移動します。

増水にも、大きな増水(出水)と、小さな増水(出水)の
場合があります。

大きな増水の場合は、砂利などによって、川底のアカ(コケ)は
洗い流されてしまい、いわゆる「白川」となります。

鮎は、ヘチ(岸)寄りの草陰や大きな石の陰で、増水が
おさまるのを待ちますが、多くの鮎は下流へ流されて
しまいます。

増水で、一旦下流へ流された鮎は、濁りが澄み始めると、
再び上流へ遡上します。

この差し返した鮎は、これまでアカ(コケ)を主食に
していた鮎でも、新しいアカが付くまでは、昆虫を
食べます。

新アカが付き始める時の鮎の闘争心は、凄まじいものが
ありますし、しばらく、アカにありつけなかった鮎は、
生え始めた新アカをむさぼるように食べます。

新アカは、水温がより高くなる浅場から発生して、徐々に
流心や深場のほうへ付いて行きます。

ですから、当然、浅場から釣れ始めます。アカが付き始める
時は、浅場が絶好のポイントになります。

増水後に残りアカがある場合と、新アカが発生する時は、
誰でも簡単に鮎を釣る事が出来ます。

この好機は、新アカが川全体に生え出して、鮎が拡散する
まで続きます。

ただ、川の水が澄み始めるまでの期間にもよりますが、
増水後の鮎は痩せて体力がないので引きも弱いです。

小さな増水の場合は、大石の裏などに、残りアカが
残るので、増水で淵などに避難していた鮎が、残りアカを
求めて縄張りを作り始めますし、オトリを活発に
追うようになります。2~3日もすれば、川全体に
薄アカが付くようになります。

増水だけでなく濁りもある場合は、友釣りが出来ませんが、
多少の濁りでも、瀬脇や瀬尻などの浅い所では釣れます。

ダムの放水や少雨で、川の水が薄く濁ると、鮎は濁りを
嫌って、少しでも浅い所に出て来ます。こんな時は、
ザラ場の岸よりで入れ掛かりすることがあります。

渇水時には、成長した鮎は、水温の低い深場や淵などへ
移動することが多いです。この現象を「土用がくれ」と、
言います。

これまで淵に住んでいた鮎と、成長した大型の鮎が
淵にはいって来るので、淵底の大石や玉石、岩の壁などの
アカは食べ尽くされてしまいます。

そこで、淵に居る鮎が、朝や夕方の一時期は、淵へ流れ込む
瀬や淵尻に続くトロ場や瀬へアカを食べに来ます。
こんな鮎を「出鮎」と、言います。

渇水時は、流れが当たる所は、新鮮なアカが付いて
いますが、流れの緩い所はアカも腐れ易いですので、
荒瀬や流心付近が釣れます。

水温の高低に関しては、一般的に、鮎は暑い日ほど追いが
活発で、冷え込むと追いもにぶくなります。

水温が高いと、浅場のアカから腐れアカとなるので、
鮎は良質なアカを求めて深場に移動します。
また、流れが速いほど、水温は低いので、盛期には
荒瀬がポイントになります。

釣期の初期や終期の頃は、早朝は水温が低いため、鮎の
追いはにぶく、水温が上昇し始める頃から、追いが活発に
なります。

早朝は、水深の浅いザラ瀬、瀬頭、淵尻がいいです。

水温が上がってくる日中は、比較的水深のあるトロ場や
荒瀬や淵が狙い目です。夕方は、ザラ瀬や平瀬が追いが
いいです。

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