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友釣りの釣り期から見た鮎の特徴

      2016/02/05

友釣りの釣り期を初期、盛期、後期に大別して、
各釣期における鮎の特徴について、述べたいと
思います。

1、初期(解禁から梅雨明け前)

解禁から梅雨明け前までの鮎は、身も皮も柔らかで
水気が多く、体力がないので、引きもそれほど強く
ありません。

球磨川、五ヶ瀬川、四万十川などのように、解禁当初から
100グラムを超える鮎が釣れる河川もありますが、
一般の河川では、50~70グラム前後の鮎が
ほとんどです。

この時期は、縄張りを持っている鮎が、友釣りの
対象になります。

初期の鮎は、平瀬やザラ瀬に縄張りを作っている場合が
多いです。

勿論、解禁当初から急流に縄張りを持っている鮎も
いますが、その数は少ないです。

ただし、水温が上昇してくると、湖産鮎は遊び鮎でも
追うことがあります。

遊び鮎がオトリに近づいてくる時に、オトリを上下に
動かして誘いを掛けたり、竿を急に上流に30センチほど
引いたり、オトリの向きを下流へ向けたりすると、
掛かる場合があります。

この時期の鮎は、縄張りを持ったり、群れに戻ったりを
繰り返す鮎が多いです。

梅雨が終わりに近づくと、水温もだいぶん高くなり、
流心に縄張りを作った鮎の追いが活発になります。

大きな石はアカ(コケ)の付きが良くて、アカも
豊富なので、出来れば平場でも大きな石のある場所を
狙った方がいいです。

解禁後に、追い気のある鮎が釣れた後は、人影を恐れて
淵に逃げ込んだ鮎を狙うのもいいです。

淵から瀬に落ち込んでいる手前のところを狙うと、
意外と釣果が出やすいです。

2、盛期(梅雨明けから八月下旬)

梅雨時には、川の水量及び水温が不安定であったのが、
梅雨が明けると、水温も高くなり、アカ(コケ)の
成長も早くなって、鮎の行動も活発になります。

鮎のとっては、最も活動しやすい時期です。鮎の適温は、
20~24度ぐらいだと言われています。

鮎の食欲も盛んになり、河川によっては150グラム
ほどになっている鮎も多くいます。

鮎の多い河川では、盛期には川全体に縄張り鮎が居て、
群れ鮎がヘチやトロ場に居ることが多いです。

この時期になると、鮎は十分に成長して、どんな急流でも
縄張りを作るようになります。

この時期は、渇水になりやすいので、渇水時は水深のある
荒瀬、トロ場、更に淵の周辺は狙い目になります。

ただし、出水後の新アカが付いた時は、ザラ瀬は絶好の
ポイントです。

大雨による出水によって、アカは洗い流され、鮎も
下流へ流されますが、川の水が澄み始めると、天然鮎は
一気に上流へ再び遡上して来ます。

この差し返す距離は、天然鮎ほど長く、蓄養鮎や
人工種苗鮎はほとんど差し返すことはないですし、
湖産鮎も差し返す距離は短いと言われています。

朝のうちは、瀬尻や瀬頭の比較的に浅場を狙うと
いいです。

3、後期(八月下旬から終期)

真夏に十分なアカを食んで成長した湖産鮎は、八月も
下旬になると、産卵の準備を始めます。

雨による増水に乗って下るために、淵や深みには
オスやメスの鮎が群れて居ます。

この時期の鮎は、抱卵しているので、動きが鈍く、
淵などに群れを作っていたり、流れの緩いザラ瀬や
トロ場に住むようになります。

釣りシーズンも、終盤の九月初め頃からは、オトリには
雌鮎を使う方がいいです。

雌鮎が、雄鮎よりも体力があり、よく泳ぎますし、
縄張り鮎の追いも格段と強烈になります。

鮎のメスとオスの見分け方は、尻ビレの形が細長い方が
オスで、尻ビレの両端が丸味を帯びて、尻ビレの中央部分が
深くくびれているのがメスです。

秋が近づくと、産卵場所を求めて下降するように
なります。

このような状態の鮎を落ち鮎と言います。

一般的に、湖産鮎は八月中旬頃から九月下旬まで、
天然鮎は九月上旬から始まって十一月まで続きます。

海産鮎や天然鮎は、湖産鮎よりも約ひと月ほど遅れて
下ります。雨による出水が無くても、一淵、一淵と
群れとなって下って行きます。

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