鮎のエサのコケの成長過程での名称及び状態 | 鮎の友釣り目通し仕掛け

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鮎のエサのコケの成長過程での名称及び状態

      2016/01/25

鮎が育つには、川底の石の表面に付いている珪藻や
ラン藻などの藻類、即ち石アカ(コケ)が不可欠です。

鮎の主食であるアカ(コケ)は、絶えず新陳代謝を
繰り返しています。

アカ(コケ)が成長する過程での状態から、新アカ、
本アカ、古アカ、腐れアカ
に区別されます。

増水で、流れてくる小石や砂利や砂によって、石アカ
(コケ)は洗い流されてしまいます。それでも、大きな
石の裏やくぼみなどには、わずかではありますが、アカ
(コケ)が残ります。その残ったものが残りアカ(コケ)
です。

アカ(コケ)が、増水でほとんど流されてしまった
状態を「白川」と言いますが、多くの鮎が残ったアカ
(コケ)を食べに来るので絶好のポイントとなります。

1、新アカ(コケ)

白川から数日すると、石の裏やくぼみに残っていた
わずかなアカが繁殖して、石の表面全体をおおって
来ます。

アカは、珪藻、ラン藻、緑藻などで、それぞれ色が
異なりますが、鮎が最も好む珪藻は、流れのある
玉石や大きな石などに、多く繁殖します。

珪藻が繁殖している川底の石は、薄い灰色をしています。

大きな石の裏ほど、残りアカがより多くあるので、
小さな石よりも早くアカが付き始めます。

川底の状態、水温、流れの速さなどの条件により、
新アカの発生が早い場所や遅い場所があります。

アカが早く付き易い場所は、当然早く腐れアカに
なります。腐れアカは流れに洗われて、石から
剥(は)げ落ちて、新しいアカが育って来ます。

川底の石においては、絶えずアカの新陳代謝が
行われます。

大雨による増水の後、水が澄み始めると、アカは
直射日光が当たりやすい浅場やザラ瀬などから、
付き始めます。

石の表面に付く新アカは、白みがかっていて、
ごく薄い黄色です。

アカは、一日に30センチぐらいずつ深い方へ
生えて行きます。

2、本アカ(コケ)

浅場から付き始めたアカは、次第に流心や深場の
石にも付くようになります。

新アカは次第に厚くなり、本アカになると、石の
表面は薄い灰色となりますが、鮎が食むと黒い石は
黒っぽく光って来ます。

白い石は薄い茶色になり、茶色がかった石は茶褐色に
なり、水面からは黒く見えます。

この状態のものが本アカで、鮎のエサとしては最高です。

鮎がアカを食んだ石には、次から次に新アカが
発生します。それで、石の周りには鮎の縄張りが
出来ます。

3、古アカ(コケ)

本アカを食(は)む鮎がいると、新しいアカが付きますが、
鮎に食まれないアカは成長し続けて、石の表面を厚く
おおって来ます。

黒々と光っていた石は次第に薄茶色に変わり、更に
厚くなり灰色に変わります。このように古くなって
しまうアカを古アカと言います。

水温が上がって、アカの繁殖が進み、本アカも新陳代謝が
出来なくなると、古アカになるわけです。

水温の低い川や渓谷部では、アカが古くなって、石から
剥離(はくり)するまで、かなりの日数が掛かり、
古アカの状態が続くことがあります。

鮎は、深い淵や瀬の石蔭など、アカの付きが遅かった
場所へ移動します。

4、腐れアカ(コケ)

流れのない所などの石の表面に海綿状のものが
ありますが、これが腐れアカです。

古アカは、やがて腐れアカとなり、古アカが川底を
おおってくると、アカは茶色になりますし、やがて
腐れアカは石からはがれて、水面に浮いて流れます。

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