天然鮎と放流鮎について | 鮎の友釣り目通し仕掛け

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天然鮎と放流鮎について

      2016/01/19

鮎は、大別すると、天然鮎と放流鮎に分けられます。

更に、放流鮎は、湖産鮎、海産鮎、畜産鮎、人工種苗鮎
に分けられます。

1、天然鮎

秋に、中流域から下流域の小石や砂利底に産卵された
卵は、約二週間ほどで孵化(ふか)して、下腹部に
卵黄を付けたまま、川の流れに乗って、海に下ります。

海水と川の水が混じっている所、即ち、汽水域で
ワムシなどの動物性プランクトンを食べて成長します。

三月頃になると、遡上に備えて河口近くに
集まってきます。

海に流れ込む川の水温が上昇してくる三月から五月に
かけて、3センチから6センチほどに成長した稚鮎は、
大きいものから順に群れをなして、川の岸よりを
帯状になって、遡上し始めます。

稚魚が遡上する速度は、その川の条件によって
変わりますが、一般的には、一日に2キロメートル
ぐらいと言われています。

天然鮎が遡上する距離は、長い川では100キロメートル
以上にも及びます。

2、放流鮎

人の手によって、各河川に放流される鮎を放流鮎と
言います。

 (イ)湖産鮎(琵琶湖産鮎)

  琵琶湖で採捕されて、全国の河川に輸送され
  放流される鮎を湖産鮎と言います。

  琵琶湖へ流れ込む各河川や湖岸で自然孵化(ふか)し、
  湖の中で冬を越して成長します。

  春になって、接岸する稚鮎や川へ遡上した稚鮎を
  捕獲し、各地の河川に運ばれて放流されます。

  湖産鮎の移動範囲は、放流された地点から、上流へ
  4~5キロメートル、下流へは2~3キロメートルほど
  だと、言われているように、遡上性は余りありません。

  天然鮎に比べて、移動する範囲は非常に狭いです。

  稚鮎は、湖では成長が止まりますが、他の河川に
  放流されると、発育も優れていて、しかも縄張り意識が
  非常に強いです。

  また、産卵期も天然鮎に比べて、非常に早いので、
  釣れる期間も短いです。

 (ロ)海産鮎

  自然で産卵して、ふ化した稚鮎を河口近くで採捕し、
  その川の中流域や上流域に、あるいは他の河川に
  放流される鮎を海産鮎と言います。

  ダムや堰(せき)などで、上流へ上れないでいる
  稚鮎を捕獲し放流される場合もあります。

 (ハ)畜産鮎

  河口付近で捕獲した稚鮎を蓄養池に入れて、人工餌(えさ)
  を与えながら育てて、4~5センチほどに成長した時点で、
  放流される鮎を蓄養鮎と言います。

  蓄養池で育てられるので、遡上性は余りなく、闘争性も
  劣ります。ですから、釣り難いです。

 (二)人工種苗鮎

  ふ化した幼魚に人工餌を与えて育てられる鮎で、遡上性も
  闘争性も極めて劣り、川の水の濁りに対しても弱いと
  言われています。

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