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鮎がコケを食べた歯型の跡であるハミアトの見かた

      2016/01/14

稚鮎は、春になると川を上り始め、
川の中流域に達して、そこに住み着きます。

川に慣れて、体長が10センチ前後に
育ってくると、鮎の食性が変わりコケを
主食にするように成ります。

鮎は、口を大きく開いて、平らな櫛状の歯で
コケを削り取って食べます。

鮎が、石の表面に付いたコケを食べると、
「笹の葉」の形をした跡形が残ります。

鮎がコケを食べることを、「食(は)む」と、
言い、この食べた跡形を「ハミアト」と、言います。

このハミアトには、幅が広くて長いものもあれば、
狭くて短いものもあります。

鮎が口を開けた時の、鮎の口の広さなので、
ハミアトの大きさで、鮎の大小が判断できます。

このハミアトが鮮明なほど新しく、鮎が近くに
いる可能性が高いです。

ハミアトには、本ハミと通りハミがあります。

石の上部や周りにある小石まで食べているのを
本ハミと言います。

本ハミのあるところには、鮎が居付いている
証拠です。

石の上だけに短く、縦横にハミアトが付いて
いるのが、通りハミです。

これは、遡上の途中などに通りながら
食べた跡なので、こんな場所には、縄張り鮎が
いるかは疑わしいです。

深いところの石の表面や浅場のヘチの小石や
アケアガリなどに、びっしりと広く食んで
いるのは、出ハミと言います。

川の中で一番流れの強い流心は、最良のポイント
ではありますが、場所によっては絶えず砂が
巻いている流心があります。

そんな流心部には、鮎は居付きませんので、
ハミアトがあっても釣れないことがあります。

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