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鮎のエサであるコケの成育と進行

      2016/07/17

光合成色素を持っている藻類は、水と二酸化炭素から
太陽の光エネルギーを使って、鮎のエサであるコケを
作ります。

特に、直射日光が強い午後一時から五時の間は、
光合成が盛んで、コケの繁殖も旺盛になります。

鮎は、石の表面に生えている藍藻、珪藻、緑藻などの
藻類を櫛状の歯でそぎ取って食べます。

一匹の鮎が、エサのコケを食べる一日の平均は
20グラムほどです。

しかし、

育ち盛りの鮎は、一日に自分の体重の
約半分ほどの量のコケを食べます。

鮎が食べたあと、再び新しいコケが生えて
来るので、食料がなくなることはありません。

鮎の主食であるコケが生える状態から、新ゴケ、
本ゴケ、古ゴケ、腐れゴケ、残りゴケに区別
されます。コケはアカとも言われます。

川の水が増水すると、流れてくる小石や砂利や
砂などが、コケ(アカ)を洗い流してしまいます。
その状態を「白川」と、呼びます。

大水にも流されずに、石の裏などに残ったものを
残りゴケ(アカ)と、呼びます。

その残ったコケを多くの鮎が食べに来るので、
好ポイントになります。

増水後、川の水が澄み始めると、石の表面に
淡黄色のコケができ始めます。これを、新ゴケと、
言います。

コケが生える速さは、水温にもよりますが、
一日に30センチぐらいずつ、深い方に生えて
行きます。

コケは、日ごとに成長して、茶褐色になり、
水面からは黒く見えます。これが本ゴケです。

水温が上がり、さらにコケが繁殖すると、これまで
黒っぽかったのが灰色になり、古ゴケとなって、
鮎はほとんど食べなくなります。

さらに、日が経つと、厚い茶褐色のコケになります。
これを、腐れゴケと、言います。

古ゴケなら、鮎もどうにか食べますが、腐れゴケに
なると、もう全く食べません。

 - ハミアトの見かた ,